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官能小説家、深志美由紀の日記

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香りの話

数年ぶりに長文ブログ「週刊えむいち」更新。
全然週刊じゃないですがまあこれからたまには書こうと思います。







芳香剤が苦手である。

カーコロンとか柔軟剤とか芳香剤とか、とにかくケミカルな香りが苦手だ。
鼻はそう良いほうではないのだけれど、嗅いでいると頭が痛くなってきてしまう。



実家では祖母が下の処理がうまくなくなってきて下着を汚すようになり、祖母と折り合いの悪い母が洗濯を分けるにあたり溜めた洗濯物が匂うとか

はたまた、まだらボケで一部の記憶が何十年も昔に戻ってしまった祖母は古い田舎の風習でトイレットペーパーを流さずゴミ箱に捨てるようになってしまいそれがまた匂うだとかで、

母がバカでかい芳香剤をいくつも買って来て家に置くようになったのが私の部屋まで臭って来るので、それは本当に勘弁してくださいってことでトイレの芳香剤代わりに重曹に落としたアロマオイルを置いて貰っていた。トイレの芳香剤らしく馴染みのある香りってことで、レモンとレモングラスとペパーミント。

不思議と、私は母とは逆に汚れ物の匂いは気にならない。 とにかく芳香剤がつらい。


アロマオイルは大抵大丈夫なので元夫と暮らしている時からよく使っていたが、お香はいわゆる線香や白檀系の「香」は大丈夫だけどチチカカ系の安いインセンスはつらい。咳が止まらなくなることもあるので多分体質の問題なのだと思う。





最近は新居の下水が少し匂うので、芳香剤の代わりに今まで試したことがないちょっと珍しいオイルを買った。


そこでつらつらと香りについて考えていて、そう言えば私は香水を自分で選んだことがほとんどないな、と気が付いた。


高校生の頃から愛用していて今は廃版になってしまった香水は、大好きだったけど、もとはと言えば年下の女の子が「みゆきさんに似合うと思って」と言ってくれたものだった。
少し粉っぽい、くどいほどに甘い女っぽい香りだった。彼女はもしかしたら私をあまり好きじゃないのかもしれない、と思っていた子なのだけど(同じ時期に貰ったクッキーに凄い量の動物らしき毛が入っていたことがあったのだ)、ひょっとすると何か嫌味のつもりだったのかもしれない。

だけど私はそこも含めてなんとなく気に入って、廃版になるまでそれをずっと使っていた。
今は色褪せた最後の一本が使えずに残っている。



水商売をしていた時に毎晩つけていた、嫉妬を意味する香水はホステスを始めて一番最初にお客さんが私にくれたプレゼントだった。
もう誰だったかも覚えていないが、やはり「君に似合うと思って」と彼は言った。
それはいかにもザ・ホステスという感じのイメージで、バブリーなのにどこか大衆的な、動物的で適当にセクシーな香りで、十九歳の私には少し大人びていた。
やはり私はそんな所が気に入って、夜の仕事を辞めるまでずっと愛用した。




大人になって初めて自分で好きな香りを選んでみたら(それは最初に愛用していた廃版の香水に少し似た甘い香りである)、香水に詳しい友達は「それって女子大生とかが最初に着ける香水よ」と笑った。
友達も当時の恋人も、君のイメージではないと言う。
私は少し恥ずかしくなったけれど、そもそも、確かに最初に自分で選んだ香りなのだからある意味理に適っていると思ったりもした。


ちなみにその恋人は自分が昔付き合っていた女の香水が好きだった、というので、それから私はまったく同じものを付けて彼に会いに行くようになった。
偶然にも、私が若い頃大嫌いだった女が付けていたのと同じ香水だ。
鼻と胸にシリコンを入れて、当時私が好きな男と付き合っていた女である。ご丁寧に、「私は彼と付き合ってるの」というこれ見よがしの手紙をくれたことがある。
彼女はその後AV女優になったが契約を果たさずに逃げ、十年も経った最近またその世界へ出戻ったと聞いた。私にとってその香りは嫉妬と牽制と、承認欲求のためのセックスの象徴だ。
彼とはその通りの付き合いで終わった。
自分でつけろと言ったのに、結局一度も彼はその香りを褒めなかった。





しかして私は人が私のために選んでくれる香水が好きだ。
そこには大抵、多少の皮肉が込められている。
誰も本当は私など見てはいなくて、彼らの目というフィルターを通した香りがそこにある。
それも含めて楽しい。



誰かが次に私らしいと思う香水を選んでくれるまで、似合わぬと笑われた香りを身に纏っているつもりだ。
本当はその無知さにまつわる少しの羞恥心こそが私らしいのだろうと思う。



| 週間えむいち | 11:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アンナさんの話

今日、NHK特集で吉原花魁のお話をやっていてなんとなく思い出した話。


私がバリバリ水商売をしていた二十歳くらいの頃。
神奈川の僻地と言う場末ではありましたが、当時はまだまだバブルの残滓もあり、私はその中でもなかなかに景気の良いお店に勤めておりました。



そのお店はその街でいちばんと名高かったのです。
まだキャバクラという呼び名が一般的でなくて、パブクラブとか呼ばれていた時代です。
他にも安っぽい店はいくらもあったのだけど、そこはお値段は安いけど高級店。
女の子の質はよし、値段よし、店員のサービスもよし、と評判のお店でした。
当時既に斜陽にあった水商売で毎日毎時カウンターに待ち客が並んでいたのだから、人気の度合いが知れます。

で、そのお店に私が入った当時、伝説のナンバーワン、アンナさん、という女性がいました。



アンナさんは凄かった。

彼女がそのお店に在籍した期間は僅か一年。
「私はこのお店で一年ナンバーワンになります」と宣言して入店し、その通り、一年間他の追随を許さぬナンバーワンの座を守り抜いたという。まさに伝説のキャバ嬢なのです。


見た目はどちらかというと地味。
胸あたりまでの黒髪、色白で化粧の薄い整った顔立ち。
接客中に、お酒は一滴も飲みませんでした。


今でこそキャバ嬢というとアゲハ嬢みたいな、自前のドレスに盛り髪!みたいな感じなんですが、当時は全然そんなふうではなくて、パブクラブはスナックとは違ってスーツ的な制服があって、みんな同じ格好をして……て感じだったのね。
水商売だから派手な女の子はたくさんいたんだけど、一番人気があるのは黒髪の美形、みたいな感じでした。

で、そのアンナさんはとにかく凄かった。



前述したとおり、在籍していたのはほぼ一年。
その間、ずっととんでもないナンバーワンの座を守っていました。

水商売というのは通常女の子がドリンクを飲めばポイントがプラスされるものですが、アンナさんはお酒を一滴も飲まなかった。
それでも、接客と喋りだけでナンバーワンの座を守り通したのです。


そのテクニックたるやあなた、素晴らしいのよ。
もちろん枕営業なんかはしない。

そのテクニックの全ては分からないのですが知りうるかぎりの一例を言うと、例えば彼女は当時お店で一番古株の、ユイさん、という女の子とシェアして部屋に住んでいると言っていました。
が、多分当然本当は違ったんだと思う。
でも女の子と家に住んでいる、というだけで実家暮らしよりポイントが高いうえに(実家暮らしの女は敬遠される)、なおかつ家に来たがる男をシャットアウトできたのね。
彼氏問題もクリア。

で、昼間はなんと「社長秘書をしている」と言っていた。

これがふつうのキャバ嬢だったらうそくさいんだけど、彼女に限っては本当にリアルに感じられたのね。
だってそういう容姿で、酒は飲まず、話は上手く、完璧だったのよ!!


男性というのは不思議なもので、その女の子の魅力に心惹かれているのに、水商売オンリーの娘にはなんだか気後れしてしまうものらしいのです。

当時人気がある子って、大体、昼間は親の介護をしてるとか大学の学費を自分で稼いでいるとか、昼間はお堅い職業に就いてるっていう女の子でした。

で、アンナさんは社長秘書。
これが、実に説得力のある人格だったんだな~。

話はうまいし真面目だし、でも色っぽくて可愛くて、お酒は一滴も飲まない。
もちろんお酒飲まなくてもノリはいい。
さらに、一度ついたお客様の顔は絶対に忘れず、話題も忘れず、お客様一人ひとりの誕生日からお給料日まで詳細に把握して、お給料日には必ず甘い営業、お誕生日には必ずブランドもののプレゼント、一日の同伴は3件当たり前、というような恐ろしいホステスだったのだよ!!!


これ、なかなかできることではありませんよ。

毎日毎時、ついたお客様の会話と特徴をメモして、次に指名されたときには必ず名前と前回の話題を思い出せるようにする。
さりげない会話からお客様のお給料日を聞きだして、無理のない日に必ず呼び出す。
自分が貰うばっかりではなく、お客様の誕生日には必ず高級百貨店のラッピングで価値ある感じのプレゼント。
もちろん一回誕生日を聞いたら忘れません。

一日三回の同伴ってどうやるか分かりますか?
一人目はお食事してからお店にご案内。
そのお客様をヘルプの娘に任せながら、二人目とお茶してお店にご案内。
さらに三人目とはお店の前で待ち合わせしてご案内!って感じなんですよ!!

わあ~~~、想像しただけでもたいへんだね!!!!

それでお客さんが満足できる会話をするっていうのが大変なわけですよ。

素晴らしい。



これはごくごく一部のテクなのですが、そんな、想像を絶する接客で一年間ナンバーワンだったアンナさんのことを、私は折に付け思いだしてしまうのです。

人間にできることって限界はないんだなあって。
どんなお仕事でも完璧に、自分が儲かるだけでなく、お客様にも幸福な思いをさせて終わるという、素晴らしい仕事があるんだなあと思うのです。

アンナさん、一年過ぎたら留学するといってお店をやめてしまったけれど、今頃どうしているのでしょうか。
絶対に幸福になっているとは思うのだけど!!!!



彼女はわたしの中で、一生の憧れの女性なのです。

| 週間えむいち | 23:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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30代からのセックスシンボル

壇蜜さんに想う。


本日見かけたところによると、現在大人気の壇蜜さんは現代日本のセックスシンボルであるという。

はっとしましたね!そうか、セックスシンボルか。
なるほど、なんかとにかくエロいタレントさんだなとは思っていたがなんと呼ぶべきかもやもやしていたところにピタリとはまりました。
自称職業「エッチなおねえさん」、彼女はそういう存在と呼んでしかるべきかもしれない!



ところでセックスシンボルというと、日本ではあまり馴染みのない存在のように思えます。

マリリンモンローしかりマドンナしかり、やっぱりこういうのはアメリカンというか、あけすけで金髪で巨乳でドドーン!とか、そういうイメージ。プラス、ポルノやアングラだけで活動しているわけじゃない、お茶の間に登場する余地のある健全さがなくては「セックスシンボル」と呼ぶにはふさわしくないように思うのです。

アダルトな閉じた世界だけで活動していては、シンボルになり得るほど存在が浸透しないですものね。

まあ、男子のみなさんにはそれぞれ馴染みあるシンボル女性がいたりしたのかもしれませんが、こと女子供にまで、「セックスシンボル」という存在を認識させる女性は数少ないのではないでしょうか。

で、日本で男性をその気にさせるセックスシンボルたりえるにはただセクシーで色っぽいだけではなく、しおらしさやおしとやかさ、M的に受身でありつつ優しい笑顔でリードしてくれる母性と、そういうもろもろの条件が必要であって、ただ性的に奔放で女豹タイプの女性では現代日本の男性を奮い勃たせられないのではないか。まんがいち女性の性の自由なんかを語り始めたら突然に多くの男性の性的対象から外されてしまうのは目に見えているではないか、と言うような話はまあ長くなるからまた別の機会においておきますが、とにかく壇蜜さん、日本のセックスシンボルと呼ぶのにふさわしい女性だと私は膝を叩いたわけです。



ところで壇蜜さん、御歳32歳だそうですね。

お美しいですね!羨ましい!あたしと2歳しか違わないじゃないの!!

でも、今の30代女性はみなさん若々しく美しいので、彼女がセクシータレントであることに特に違和感はありません。


しかしこうなると、思い出す話があります。

あれは何十年前だったでしょうか。

岡本夏樹さんがグラビアアイドル全盛期だった頃のことです。

まだまだ水着でブイブイゆわしていた彼女がとあるバラエティ番組で、突然、「私実はもう30代なんですよ~」と告白しました。

いや、あれはちょっとした騒ぎになったね!

当時、水着を着るアイドルが、セクシータレントが三十路であるなんてことはとても信じられない、許されることではありませんでした。工藤静香さんが18歳くらいで、前髪にトサカを立ててハの字眉毛で真紫のスーツなんか着ていた頃です。女ざかりは19だとあなたが言ったのよってなもんです。私がオバサンになってもハワイに連れて行ってくれ!!この場合オバサンの年齢設定は30までいかないでしょう。とにかく20代も半ばを過ぎれば嫁き遅れ、女が色気を出していいのは20代前半まで!というような時代でありました。


それがあなた。

29歳からグラビアデビュー。
30代からのセックシンボルです。

しかもまったく違和感がない。むしろ、昨今若い女には色気がないよね~みたいな風潮ですらあるではないですか!!



なんて素晴らしい時代なんだ。

お母さんありがとう。こんな時代に生んでくれて。


まあ最近は二十歳くらいの男の子がまだあまりにも子供で、20代では自立も出来ずろくに恋愛もせず、30代くらいからやっと仕事を覚えて恋愛も楽しめるよね~みたいな時代であるので、性的対象たる女性の年齢が上がるのも当然のことなのかもしれないですが。


というか分かってる、歳だけの問題ではもちろんなくて、これは壇蜜さんが特別にお若くてお美しいからなんだけれども、たとえ同年代でも私が同じように色気出したらただのババァだってことも充分分かっているのですが!

いや、世の中、変わるものだなあとしみじみ感心した今日この頃でした。

寿命がだんだん延びていって、いろいろな世代の時期がずずーっと伸びているのよね。10年くらいは遅くなっている感じがします。

あとは子供を生める年齢が医療的に伸びてくれるとすごく自然で都合がよく、40代50代でごくあたりまえに初産できるようになると少子化に歯止めが掛かると思うのですが、もうちょっと進化しないもんですかね、現代医療よ。



| 週間えむいち | 21:06 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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父性への飢餓とM性

父性への飢餓とM性について考える。




ところで私は自他共に認めるファザコンであります。


何でって理由ははっきりしているのだけど、私、父親がいないのね。
実父と母は私が生まれてすぐに離婚しており、結局一目も会うことのないまま、私が十八くらいの時に死んでしまったらしい。
私は父の声も聞いたことがないし、お墓も知らないのだ。どうやら異母兄弟がいるらしいんだけれども、もちろん会うこともないでしょう。

私が5歳くらいの時に母が再婚した養父を、私はこんにちまでお父さんと呼んできたのだけれども、結局のところ親子の情のようなものは結びきらなかったかなあと思う。
先日母は養父と熟年離婚したのですが、なんというか、こうなってしまうともしかしたらこの先私は一生養父と話すこともないかもしれないなあ、というくらいには縁が希薄な実感があります。

でもまあ、話すと長くなるんだけれども、まあ養父はたいへん困った人ではあったけれども(自己愛性人格障害だと思うのね)それは彼にとっての精一杯ではあったと思うし、私の性格上のこともあると思うし、どちらかが悪いとか、そういうことではないんですけれどもね。
実際の親子であってもそんな希薄な関係はいくらでもあると思うし、それこそ父親と言う存在のない家庭なんかごまんとあるわけで(ぶっちゃけ言うとその方が楽ではないかと思うこともしばしばでありましたが)彼が特別酷かったとかそういうことはないと思うのですが。でも愛はなかっただろうなあ。



まあ、つまり、私の中には父性がたいへんに希薄であったと思う。

自分の父性への飢餓というようなものは常に感じていて、卯月妙子さんの漫画なんかを読むと、異常な共感で涙が止まらないくらいなのであります。


若い頃は常に一回りくらい歳の離れた男性と交際していて、すぐにでも結婚したく、とにかく実家を出ることに固執していました。

恋人に父を求めていたのね。
私の知らないことをいろいろ知っていて、頼りがいがあって、愛してくれて、甘えられる。
そういう大人の男性がずっと好きで、でも父親を求めてしまうと性的な欲求はどんどん薄れていってしまうから、結局結婚には至らなかった。
具体的に言うと、肉体関係を結ぶことが苦痛になってしまうので。
これは不思議なもので、その人を信頼して安心すればするほど、セックスしたくないなって思ってしまっていたのです。
抱き合ってキスして触れ合って、いいこいいこして貰って眠りたいんだけど、どうしてもセックスに嫌悪感が沸いてきてしまう。

これって、つまり、私が完全に、その人を父親扱いしちゃってたからなんだよなあって、今なら分かります。


無償の愛が欲しかったのです。
可愛いね、いいこだねって頭を撫でてくれる、私がどんな私でも無条件で愛してくれる男の人が欲しかった。間違った時には叱ってくれて、知らないことを教えてくれて、その人に全部任せたら安心みたいな存在が欲しかった。
だってなんだか、よその女の子には、そういう人が一人、いるみたい。
(もちろん実父であっても子供を愛せない人もたくさんいるので、こんな欲求はただの甘えでしかないのは分かっているのですが)


結局私が今結婚しているのは年下の夫であり、まあ、そういうことをある意味乗り越えられて精神的に自立したのかなと思わなくもないのですが、やっぱり、とにかく誰かに可愛がってほしいなあって思うことは未だにあります。



で、これが、じゃあお父さんじゃなくてご主人様だったらいいんじゃないのって思うことがあって。

つまり、SM的な主従関係で、擬似的父娘を体験できるんじゃないかなあっていうことなんですけど、これ、どうですかしらねえ。

自分の中にあるM性みたいなものが、父性愛に密接に関係しているのをすごく感じるんですね。
心から尊敬できる男性に、支配されたい。縛られたいというのは何もしなくていい赦しが欲しいということで、叱って、ぶって、躾けられて、最後にはよくできた、いい子だねと頭を撫でられたい。
これは幼少時の、父娘関係のやりなおしをしたいという欲求なのではないかと思わざるを得ないのです。

でも実際はSMといったって男女の関係でしかないので、絶対ではないし、裏切りも浮気もあるでしょうから、まあ、自分の望むとおりのものは得られないだろうと分かっているんですよね。大体、今の自分は我が強すぎてどっぷりSMでご主人様にお仕えするみたいな犠牲的性愛はまっとうできないだろうとも思うし。なのでSMとかはしないんですけども。




自分の中のこの飢えは、お付き合いするのが一番難しい部分です。

もう三十路も半ばになろうというのにまだ、小さい子供が根っこのところにいるみたいなんですね。

私は大抵のことに根性が据わっている自信がありますが、こと「お父さん」のことになると未だに心がざわめいてしまうのです。
実父に会いたかったとか養父に愛されたかったとかそういうことではなくて、いや、そういうことなのかしら?

今でもたまに、どうしようもなく、ただ愛されたいなと思います。
私は根本のところで自信がなくて自分を可愛いとも思えないし、愛されるべき存在とも思えないし、こちらから過剰に愛さなくては愛は貰えないものだと思っていたりするんだけど、こういうの、幼少のアレコレなんだろうなーって客観的に思ったりもして、まあなんちゅーかあれだよね、仕事で成功すれば自信がついて自立できるんじゃないかしらね!!


このどうしようもない飢餓が、創作意欲に繋がっているんだろうなとも思います。


うーん、ちょっとお寒い話でありましたが、なんか、年末いろいろ考えたのでしるしておく。


この件に関しては、まだ答えは出ません。
いつか過ぎ去る日が来るかもしれないし、来ないで、一生飢えつづけるのも作家としては一興かもしれないです。








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| 週間えむいち | 19:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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拘束について考える

さてせっかくアダルトOKのFC2にお引越ししてきたのだから、なにか、それらしい日記でも書いてみましょうか。


というか先手を打ってブログのカテゴリをアダルトで登録したら、広告とか全部アダルト仕様になってしまい、なんか違う!!ってなってしまったのだが、まあいいや。

思いのほかアダルトではありません、すみません。



では今日は拘束について考える。



ミーハーな話題で申し訳ないのですが、昔、岩井俊二監督の短編映画で「undo」という作品がありました。
山口智子演じる主人公の人妻が強迫性緊縛症を患い、身の回りのものすべてを縛り、やがて自分をがんじがらめに縛ってしまう……っていう物語。

ストレス=緊縛、という単純な構造には少々頷けないものはありますが、縛られたい。という気持ちの奥にある痛みのようなものを感じる、映像の美しい映画でした。



で、みなさん、縛られるのは好きですか?


私は好きです。


残念ながら本格的な緊縛の経験はありませんが、「拘束される」ということには非常に興味があります。




小説にも絶対登場させてしまうわ!拘束。

本格的な縛りというよりは、「自由を奪われる」程度の拘束ね。手首をガムテープでぐるぐる巻くとか、ネクタイで縛るとか、ベルトでとか、その程度がリアルで一層好きですが。


いわゆるちゃんとした和緊縛となると、もう芸術の域というか、非常にアクロバティックで、ありゃ観賞するもんだろ……などと思ってしまうのですが、まあ未経験なので偉そうなことは言えません。




とにかく拘束です。

なぜ私の心をこんなに魅了するのだ、拘束!

と思い悩み、小説を書くたびに毎度毎度掘り下げて考えてみるのですが、非常にむつかしいテーマです。




ところで少々話しは変わりますが、わたくしお陰さまで最近、電子書籍にてティーンズラブなど書かせていただいております。

で、ティーンズラブを書くときに必ず描くように気をつけているのが「私はイヤなのに、抵抗しているのに、気持ちよくさせられちゃう」っていう部分です。

イヤよイヤよも好きのうち。なんていうセクハラオヤジ御用達の言葉が昔ありましたが、そういうんじゃ、ないのよ。



好きなんじゃないの。

でも、気持ちよくなっちゃうの。

イヤがっているのに、勝手に気持ちよくさせられちゃうの。

私にはそんなつもりはないのに、お金持ちで背が高くてかっこよくて喧嘩も強い、超絶イケメンが無理矢理私を求めるのよーー!!



……みたいなね。

まあこう言うとちょっと乱暴ですが、そういうことを書いています。



で、そこに必ず登場するのが、拘束なわけです。
イヤがる女性の手首を掴んだり、縛ったり、押さえつけたりというシーンをほぼ必ず入れます。


ちなみにこの場合の拘束というのは「私にはその気はない」の、具現化です。
「私はなんにもしなくていい」のエクスキューズでもあります。


ただ縛られて、転がされて、勝手にいろいろな性感帯を責められて気持ちよくされてしまう。
そして抵抗できないと言うことはイコールで、サービスできない、ということでもあります。




実際のところ私たち女は、現実のセックスにおいて、かなりのサービスを強いられています。

こちらがしおらしくアレコレ要求を口にできないことを良い事に、やれ触れだの扱けだの舐めろだの……いや、いいのよ?私は別に嫌いじゃないわよ?
でもちょっと、男性のみなさん、AVとか風俗とか見過ぎじゃありませんこと?
こっちが積極的にアレコレしてあげるのが当然だと思ってないですかーーーー!
言っておきますけど、あのね!君らが見てるソレね!そこには金銭が、サービス料が発生しているのよ!!!!
現実でしてもらおうと思ったら同じだけのことしてあげなくちゃだめなのよー!!

それでこちらが享受できる愛撫といったらおざなりで、ちょっと舐めて指突っ込んで掻き回して、「感じ難い体質なの?」なんて言われた日には溜まったもんじゃないことよ。


ただでさえ女性は男性よりも欲情しにくいし快感を得にくいんだから、そのセックス、実は男だけが気持ちいいと思って間違いないぜ。
挿入の快感で男女ギブアンドテイクだと思ったら大間違いだ!言っとくけど、本当に膣イキできる女性はごく一部しかいないんだぞ!大人になってもクリイキだってできない人いっぱいいるんだからーー!!

(いや、だったら女性も積極的に要求を口に出してくれというお気持ちも分かります。でも彼氏の気持ちを考えるとなかなか言えないのです、察してください)





で、だ。

なんと今、いわゆる「S」を名乗る男性は、入れ食い状態らしい。
(ドSだとかドMだとかそういうライトな振り分け文化に一言言いたい本格派の皆さん、ここはひとまずお収めください)

夫の知人の40代男性でも出会い系で出会いまくっている人がいるらしいし(失礼ながら見た目はごくふつうのオッサンだそうだ)、ツイッターなんかでもチラホラ、顔も見せていないのに女性の方から求められまくっている男性を見かけます。

ちなみにこのばあいの「S」というのは、女性にいろいろしてあげる系のSの人です。
これをサービスのS、と言うとまたひと悶着あるので黙っておきますが、いわゆる、女性をいろいろ気持ちよくしてあげること、イカせまくって苦しめることに快感を覚える系のかたたちです。
女性を楽しませてくれるというか。
服従と奉仕を強要したり撲ったり蹴ったり傷つけたりするのがお好きな、そっち系のサディストの人とはちょっと違う系統です(本当はしたいのかもしれないけど、女性が嫌がるのかもしれないな)。

女性を拘束して、動けないところにローターやら電マやらあれやこれで虐めて何度もイカせてくれるという……なんとすてきな男性だ、私も出会いたいぞ!!


まあこの2種類のS男性についてはもっともっと掘り下げないといけないというか、どっちがいいとか悪いとかそういうことではないのですが、とにかく、今女性に好かれているのはこの、「イカせてくれる系S」の男性らしい。
もう、それさえあれば容姿も年齢も地位も名誉もチンコの大きさも関係ないらしいのです。
出会いまくりらしいのです。夫の知人の男性は、仕事を2週間ほど休んで日本横断し全国津々浦々の女性とやりまくったらしいです(動画や写真を見せてくれるので事実に間違いない)。10代20代美女がわんさかどんとこいだそうで、まさに入れ食いです。


どうやら、現代の日本女性は老いも若きも積極的に自分を求めてイカせてくれる男性を求めている。

こう考えて間違いないようでございます。




さー、そろそろ分かってきましたね。


拘束について。


つまり拘束と言うのは身動きを封じられることにより、「私は何も出来ない、しなくていい」そして「これから起こることは私の意志とは関係ない、私に責任はない」という、心理的な安心を得られる状態なのです。

そう。


安心なのだ。


女性にとってセックスでアレしてとかコレしてとか、言うのはとても恥ずかしいことです。
気持ちの良いことに興味はあるし、できれば気持ち良くはなりたいけど、こちらからお願いするのは気が引ける。まるで、今のあなたは気持ちよくないわって言ってるみたいだし、傷付けたくもないし。

女性が積極的な熟女ブーム痴女ブームといいますが、結局、彼女たちだって「ウフフ、あたしがシテあげるわよ」であって「こうしてよ、ああしてよ」とはなりません。ちょっとくらい「私も舐めて」とかいうかもしれないけどな。あくまで男性が好む程度のおねだりです。

現代男性にもいろいろあって、なるたけ責任を取りたくないのだろうとも思いますし、まあその話はまた改めて。



つまり私たちは、拘束されて始めて、快感を享受する許しを得るわけです。

何も出来ない状態になって初めて、気持ちよくしてもらえる準備が整うのです。縛られているのだから、あれしてあげたほうがいいのかな、こうしたほうがいいのかな、という気遣いすら要りません(それでも可愛く喘ぐ努力とかすると思うけどね)。

具体的に何もできなくなって初めて、何もサービスしなくていいと言ってもらえるようなものです。


ベッドでは女性は自由を奪われることによって、初めて自由を得るのだと、そういうことなのかもしれません。


あとはねー、個人的には拘束されるということは、抱きしめられることと同じだなと、少し思う。




というわけで、これを読んだ男性のみなさま、ぜひ一度彼女に、「もしよかったら軽く手首縛ってもいい?」とか訊いてみてくださいね。
そして自分がしてもらうことはひとまず置いといて、いろいろと、彼女が気持ちよくなるようなことをしてあげてみてくださいまし。
(女性は清めない性器は見られたくないものなので事前にシャワーを浴びさせてあげることを忘れずに)



ちなみに私の今まで付き合ってきた男性は、「ねえ、縛りとか興味ある……?」と訊ねると「うん……僕のこと縛ってもいいよ」というようなタイプばかりでした。
ファック!





あ、もちろん言っておきますが、嫌がる女性を無理矢理拘束したら犯罪です!
あくまでも、女性がしてほしい、と言ったときだけ許されることなので、くれぐれもお間違いないように。







そんな拘束感満載のTL小説です。DLしてね♪
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| 週間えむいち | 18:21 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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