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CabaretM1

官能小説家、深志美由紀の日記

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悦楽王

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昨日は月蝕歌劇団 さんのお芝居、団鬼六追悼公演「悦楽王」楽日を拝見して参りました。

会場はザムザ阿佐ヶ谷。



なんと「花と蛇」の世界から静子夫人が逃げ出してしまった――!?

静子夫人を狙う葉桜団の少女達とともに、過去から現代、そして小説や舞台の中までを行きつ戻りつしながら団鬼六先生の波乱万丈な生涯を追う物語。


「少女革命ウテナ」でお馴染みのJ・A・シーザーさんの楽曲に合わせて妖しく美しく、少女達が歌い、踊り、闘い、縛られ鞭打たれておりました。




いやあ、面白かった!


テンポよくめまぐるしく展開するストーリーに、少年、青年、現代の「団鬼六」の魅力がふんだんに籠められていました。


少年、青年の役者さんもとても魅力的でかっこよかったのですが、なにより現代の団先生役の女優さんの演技が素晴らしく、舞台が進むうちにまるでほんものの団先生が乗り移ったのかのように見えて驚きました。

(生前の先生をよくご存知の方々も、口々に「似てた」と絶賛でした!)

私服でご挨拶の時にはふつうに女性の美人さんだったのに、あれほど男性を演じられるとは素敵です。

いや、もしかしたらほんとに、「降りて」いらしていたのかもしれないですね。

最後のくだりのシーンなんか、お顔もそっくりに見えましたもの!役者さんの「心がこもる」と、顔付きまで変わってしまうものなんですね。感動しました。


さらに開演前には団鬼六夫人黒岩安紀子さんのご挨拶があり、上品でありながらクスリと笑わせるユーモアに会場中がふわーっと温まったのが印象的でした。



「一期は夢よ、ただ狂え」



団鬼六と言う人は豪胆で大胆、繊細で優しく、なによりろくでもない人間の業を愛した、そんなかただったのだなと思います。


人というのはなかなか、正しいばかりでは生きられないものです。

欲に負けたどうしようもない、ろくでもない人間のサガこそがいとおしい。


そう思える舞台でした。




月蝕歌劇団さんは団鬼六先生とご縁が深く、過去に「花と蛇」の舞台化も成功されており、来年は再公演も行う予定だそうです。

興味のあるかたはチェックされてみては如何でしょうか。たぶん、私も観に行きます!




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