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CabaretM1

官能小説家、深志美由紀の日記

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森に眠る魚

エンタメ~テレさんの「女の秘蜜 妄想ノススメ」、第二回放送が始まっています!
今日は深夜25時から再放送。

18(月)14:00-
19(火)7:00-
20(水)16:00-
21(木)25:00-
22(金)8:30-
24(日)24:00-
25(月)14:00-
26(火)7:00-
27(水)16:00-
28(木)25:00-
31(日)24:00-

という感じになっておりますので、ぜひぜひご覧くださいませ~!




さて最近、ちょっとバイオリズムが落ちてる気がしたので、回復を兼ねてもりもり本を読んでいます。
先週~今週読んだ本はサタミシュウさんの「わたしの奴隷になりなさい」、松崎詩織さんの「悲恋」、山本文緒さんの「再婚生活」。


昨日は角田光代さんの「森に眠る魚」を読了しました。


ママ友、子育て、お受験。というと最近ありがちのようなドラマですが、5人の母親をめぐる心の絆と、それぞれの性格と生活レベルの違いによるさりげないすれ違いは派手なドラマにはならないほどささやかで、でもリアル。
少しずつ確実に狂っていく歯車が恐ろしく、でもどの母親も「ごく普通」で、普通であることの怖さ、というのを思いました。

物語の舞台は1996~2000年(この本が最初に出たのは2008年)。
「お受験殺人」って、そう言えば昔あったね。


物語の中では非常に存在の薄い各家庭の「父親」ですが、結局、それぞれの女性を最後に救うのは多くの場合彼らの存在(または彼らからもたらされる新しい子供)でした。

でも日常は続いていくからね。
きっと彼女たちの戦いはまだまだ終わらないのです。




さて主婦、妻、母というものは、なんでこうもサスペンスの主役になりえる恐ろしさを内包しているのでしょうか。
男性の持つドラマとは明らかに違うその理由は、やはり、日常「主役ではない」ということなのだと思います。

幸福度を測る材料が自分以外の、夫や子供や家、になったその瞬間、悲劇は始まっています。
だって、自分以外のものはなんにも、自分の自由になんかならないんだもの。
幸福であること、不幸であること、すべてが自分以外の「誰かのせい」になってしまうのは恐ろしいことです。
母が、妻が、家族をいかに自分から切り離すことができなくても、子供や夫は自分の存在を切り離す時間と価値観をいくらも持っている。なのに家庭そのものは、母を、妻を、自由には決してしないという、この不条理こそが多くの間違いを産むのでしょうね。

主婦になったからには、てきとうに、自分の楽しみを見つけて家族のことなんか二の次くらいに考えてるのが幸福なのかもしれません。


私は家事とか全然しないほう(ほんとにしない)なのですが、それでもできたら「良い奥さん」って思われたいもんなあ。

やはり精神衛生上の多少の幸福度は、家庭にある自覚があります。
非常識極まりない私ですらそうなのだから、女が、主婦が、家庭から自分を完全に切り離すというのは本当に難しいことだと思い、うむむ、と考えてしまいました。

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