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CabaretM1

官能小説家、深志美由紀の日記

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ダメでもスキ4

スポーツニッポンアダルト面にて毎週水曜日掲載中のエッセイ「ダメでもスキ」の再録です。


最初の頃は「ちゃんとエッチなネタも入れてください」ということで、少しばかり自分のエロい体験談なども入れ込んでいたのでありました。




「ダメでもスキ4」

思えば私は昔からダメ男が好きだった。
まず一番最初に男の子と付き合ったのは高校1年生の時。相手は3年生の先輩だった。交際何ヶ月目か、放課後の放送室でお互い学生服のまま私たちは初体験をした。
今思うと、その時彼がどこに射精をしたのかとか、そのあとの処理をどうしたのかなどはまったく覚えていない。というか、彼がイッたのかどうかも分からなかった。それほど無知な状態でセックスできてしまうのだから、恐ろしいものだと思うが若さとは無謀である。
ところでこの初体験の彼からして、そもそも相当にダメだった。
まず物凄いオタクである。私はオタクが好きだ。自分の知らないことを知っている男は魅力的だと思う。初めてのデートの日、恐らく一張羅のスーツである喪服を着て現れた彼は真っ黒なサングラスをしていた。そしてワイシャツの上にショルダーホルスターを巻き、そこにBB弾を入れたエアガンを挿していたのである。
ドヤ顔でチラリと上着をめくる彼に私は訊ねた。
「何でそんなの持ってるの?」
「ん?護身用(得意げ)」
若い男とはおおむね大体ダメなものではあるが、それにしてもなんといういとおしいバカっぷりであろうか。

| ダメでもスキ | 09:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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